1949-04-14 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第6号
ことに各主管廳は本來の仕事があつて、企画あるいは指導という面が本務でなければならぬにかかわらず、この物調官制度を始めて以來の各官廳は——現業官廳でありますが、大体割当官廳その他本來の事務が閑却されて、全力をあげてやつたのが割当事務だけだというようなことにもなつております。
ことに各主管廳は本來の仕事があつて、企画あるいは指導という面が本務でなければならぬにかかわらず、この物調官制度を始めて以來の各官廳は——現業官廳でありますが、大体割当官廳その他本來の事務が閑却されて、全力をあげてやつたのが割当事務だけだというようなことにもなつております。
なおこの資材の面につきましては、特に中小企業廳が中小企業者の以弁と申しますか、指導をすると同時に、弱い中小企業者の代弁をいたしまして、資材の割当を例にとつてみましても、大企業に偏しないで、中小企業の面にも公正にその能力に應じてやるというようなことを努力していく、こういうような点におきまして、中小企業廳が眞に中小企業者の味方として、割当官廳に対して要請することはできると信じておる次第でございます。
この點は先ほど馬場委員からも申されました通り、ただいまの御質疑に對しましては、私ども割当官廳といたしましても、委員といたしましても、まつたく遺憾に思い、この點を是正しなければならぬということは、つくづく考えております。いかんせん六・三・三制の資材の方へ重點をおかれておりまする関係上、未だその基準も變える機會に至らず、そして増配新規等も取上げることができないような現情にあつたのです。
○原田政府委員 ただいまの御趣旨は、實は割当官廳といたしましても、新聞部會と出版部會におきましても、非常な懸案になつております。これまた商工省所管当時に、新聞に入るべきものでないということで、新聞部會の方で取上げず、また出版部會の方でも、これは出版に入るべき筋合でないというのでこれまた取上げなかつた。
割当官廳ではありまするが、それを實施いたしまする場合には、割当委員會の決定を経なければ相ならぬことは、規則をごらんになつて御承知のことと思います。この點は實は委員の小委員が昨日會合いたしまして、先ほど御質疑がございましたように、基準量が終戦当時から一囘も變つておらないというような関係から購讀者層の調査をいたしまして、そして著しいものがありましたら、これも變える。